2016年11月15日

かわさきジャズに出演する韓国太鼓奏者チェ・ジェチョルさんが小学校でワークショップ

かわさきジャズに出演するアーティストに、ライブ会場のお客様だけではなく、その土地の人々と交流してほしい。そして川崎の子どもたちにも、第一線で活躍するアーティストと触れ合うことで、夢を持つことや異文化への関心を高めてほしい―そんな願いから、かわさきジャズではアウトリーチプログラムを実施しています。
初回となる昨年は、世界的アコーディオン奏者 リシャール・ガリアーノさんが川崎市立東門前小学校でワークショップを行いました。
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今年は、川崎市と韓国・富川市の友好都市提携20周年を記念してかわさきジャズでも日韓アーティストによるコラボライブを開催します。その公演に出演する韓国太鼓奏者チェ・ジェチョルさんが11月11日に川崎市立幸町小学校を訪れました。
韓国太鼓はチャンゴと言い、漢字で書くと杖鼓となります。実際の発音は「チャング」のほうが近いのだとか。そのチャンゴを、一人で演奏することをソルチャングというそうです。
チェさんは大阪生まれの在日三世。大学卒業後にチャンゴに出会い、ソルチャングを軸にして、伝統音楽、現代音楽の垣根を越えて様々な場面で活躍中の音楽家です。⇒プロフィールはこちら
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参加したのは小学校1〜4年生の約350名。登場するなり、チェさんのいでたちやチャンゴの音にみんな興味津々。
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3年生は総合学習の授業で韓国のことを学んだばかり。チャンゴを観たり触ったりしたことはあっても、本格的な演奏を聴いたのははじめての児童が多かったようです。
チャンゴの音楽は、もともと畑仕事の掛け声から始まったんだよ、と実演を交えて説明。チェさんの動きに合わせて子どもたちも手拍子を打ちます。
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チャンゴの音楽は農楽と言われるもので、五穀豊穣子孫繁栄を願うもの。頭につけている約2メートルのリボン(韓国語で「センビジ」)を振り回しながら踊るのも特徴ですが、このリボンのようなものは「おしべ」で、本来は「めしべ」となる、ダチョウの羽を頭につけた踊り手がいるのだそうです。そして足のステップは四歩で春・夏・秋・冬を表しているのだとか。右手のバチは竹の幹で出来ており「天」を表し、左手のバチは竹の根っこで出来ており「地」を表し、天と地の間に人(叩き手)がいるということなんだそうです。
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チェさんは笑ったり手を叩いたりする子どもたちの素直な反応を楽しみながらチャンゴの叩き踊りや韓国の歌を披露。子どもたちに「チョータ(いいぞ)」「オルシグ(よいしょ)」という2つの韓国語を覚えてもらいチェさんの踊りに掛け声をかけたり、全員立ち上がってチャンゴに合わせて踊ったり。チェさんはタイミングなどを合わせることなく、子どもたちに「自由にしていいよ!」と言うと最初は遠慮がちだった子どもたちも飛んだり跳ねたり体育館が揺さぶられるほど大興奮のダンスフロア―に!

写真では伝わらないと思いますが、とにかく全員がジャンプしまくり、踊りまくりました。
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長年この小学校に勤めている先生は、「うちの子どもたちがこんなに自分を開放している姿を初めて見ました」とおっしゃっていました。チェさんも「韓国の子ども相手だと、音楽をなんとなく知っているから合いの手のタイミングを見たり、踊りも似たように踊るんだけど、知らない音楽だから子どもたちが好き勝手にやるのが面白い」と日韓の子どもたちの反応の違いに面白さを感じたようです。
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チェ・ジェチョルさんは11月18日にラゾーナ川崎プラザソルで行われる「佐山雅弘&仙波清彦×コリアンオールスターズ 川崎市・富川市友好都市提携20周年記念ライブ」に出演します。
この公演ではジャズピアニスト佐山雅弘さん、邦楽囃子方 仙波清彦さん、ヴォーカルのヴィッキー・リーさん、そして韓国からやってくるSoul Trainとのコラボセッションを繰り広げます。どうぞご期待ください!

公演詳細はこちらから

(かわさきジャズ事務局M)
posted by かわさきジャズ at 06:35| Comment(0) | レポート
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