2016年11月03日

22人の蠢くサウンド‟モスラジャズ”を聴け! −廣瀬真理子とPurple Haze

作曲家・廣瀬真理子は不思議な存在だ。
彼女の目は、普通の人とはちょっと違うところを見つめている。虫の幼虫、動物の内臓、人間の奇妙な個性……。
もともと、ジャズに興味を持ったのは両親がギル・エヴァンスやジョン・コルトレーンなどを家で聴いていたからだという。その後ギターを始め、洗足学園音楽大学のジャズコースに進学する。その作曲の卒業研究で演奏するために結成されたジャズ・オーケストラがPurple Hazeのはじまりだ。廣瀬独自の世界観を体現する、22人の変則ビッグバンド。

ファーストアルバムの「Differentation(分化)」のテーマは「生命の覚醒」である、と廣瀬真理子は語っている。音楽で生物的な活動を表現しようとしたのだ。「生きている」ということを、彼女なりのやり方で音楽に落とし込む。アルバムの発表から2年が経ち、よりその命を見つめる眼差しは深化(進化?)している。エレキギター2名の入ったPurple Hazeというビッグバンドは、サウンド的には管楽器のたくさん入ったロックバンドのようだ。だが、それがどんなジャンルかと言われても、ジャズやクラシックというように簡単に表すことは難しい。ギターの師匠である布川俊樹に廣瀬真理子はこう言われたという「ジャズ界のモスラになれ」。
妖しく蠢くモスラのような、彼女にしか表現できない音世界。それが「モスラジャズ」なのだ。
ライブでそのぶっ飛んだサウンドを体験してほしい。(かわさきジャズ事務局M)

かわさきジャズ2016 ミュージック・イン・ラボ
11月14日(月)19時開演 洗足学園音楽大学ビッグマウス
廣瀬真理子とPurple Haze



posted by かわさきジャズ at 21:11| Comment(0) | コラム